2021年2月5日金曜日

Win32デスクトップアプリでWinRT APIを呼び出す(Visual Studio 2019での設定方法)

 これまでWin32デスクトップアプリでは、ごく一部のWinRT APIしか利用することができなかった。しかし、現在では、参照設定をすることで、C#のデスクトップアプリケーションからでも、WinRT APIが利用できるようになった。ここでは、その手順などを解説する。


 前提条件として、すでにVisual Studio 2019(以下VS2019)で、C#のデスクトップアプリケーションのプロジェクト(ソリューション)が作られていることとする。

手順

VS2019のソリューションエクスプローラーでプロジェクトを選択して右クリック、メニューからNuGetパッケージの管理を選択
Image

 VS2019のエディタ部分にNuGetパッケージマネージャーが開く。「参照」タブを選択して、検索欄を使って、「Microsoft.Windows.SDK.Contracts」を探して選択する
 
Image


 NuGetパッケージマネージャーの右側に選択したパッケージの概要が表示されるので、インストールするバージョンを選択する。これは、対象とするWindows10の最小バージョンに合わせる。このバージョンがWindows10のOSビルド(WinVer.exeコマンドで表示できる)になる。過去のWindows10に合わせてもいいが、最新版でも可
Image


 その後、確認のダイアログが表示されるので、先にすすめる
Image


 こういうダイアログが表示されることがある。プロジェクトのパッケージ形式がVS2015互換になっている場合。OKで先にすすんでよい。
Image

0 件のコメント:

コメントを投稿