Clipper クリップボードテキスト加工ツール

 

Clipperとは?

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 クリップボードにあるテキストを加工するユーティリティです。現在のところ、カギ括弧でくくる、HTML文字実体参照変換などの機能があります。 

 

Clipperは、起動すると常駐し、ホットキー(Win+Alt+Enter)で開きます。Clipperウィンドウで「コマンドボタン」を押せば、クリップボードテキストが処理され、Clipperウィンドウが閉じます。

コマンドボタンは、マウスでクリックするか、数字キー(先頭9個のコマンドのみ)、カーソルキー&エンターキーで実行が可能です。

いつでもEscキーやクローズボタンでClipperウィンドウを閉じることができます。他のウィンドウが選択されるなど、Clipperウィンドウがアクティブなウィンドウでなくなれば、自動的にClipperウィンドウは閉じます。

このとき、自動的にCtrl+Cを送信して、起動中のアプリケーションから選択範囲をコピーすることができます。この機能はオプションでオンオフが可能です。コピーしない場合には、クリップボードに入っているテキストが処理対象になります。同様にClipperウィンドウを閉じるときにCtrl+Vを送信して、処理後のクリップボードの内容を貼り付けることも可能です。

設定

設定は、システムトレーにあるClipperアイコンのクリックまたは、右クリックメニューの「設定」 で開くことができます。


 設定は、ウィンドウ最下部にある「閉じる」で閉じることができます。

ここには、上記のような設定項目があります。起動キー以外のすべての項目は起動直後にはすべてオフになっています。

内側のカギ括弧を2重カギ括弧に変換」は、クリップボードテキスト内にカギ括弧を含むテキストがあったとき、「カギ括弧で囲む」コマンドを実行する場合のオプションです。このとき、クリップボード内のカギ括弧が2重カギ括弧に変換され、全体がカギ括弧で囲まれます。この機能はダブルクオートやシングルクオートでも有効です。後述するコマンドボタン設定で、変換対象とする括弧記号、引用記号を設定することができます。

同様に「括るときに最後の句読点を削除」では、クリップボードテキストの末尾にある「。」、「.」(全角、半角とも)が削除されます。削除されるのはテキストの最後にあるものだけで、途中にあるものは削除されません。この機能は、ダブルクオート、シングルクオートでも有効です。 

自動スタート」は、Clipperをレジストリに登録して、再起動時に自動的に起動させるオプションです。

起動キー」は、ホットキーの設定です。ただしい組合せのみが設定可能です。登録できないときには、メッセージが表示されます。ここでは修飾キーとファイナルキーの組合せを登録します。修飾キーは

  • Ctrl            コントロールキー
  • Alt             Altキー
  • Shift          シフトキー
  • Win           Windowsロゴキー

のどれかを使います。ただし、Shiftキーは単独では使えず、他の3つの修飾キーと必ず組み合わせる必要があります。これらを“+”で繋ぎ、最後にファイナルキー(修飾キー以外のキー)を組合せます。

いまのところ、ホットキーを直接押して入力する機能はなく、文字で表現する必要があります。たとえば、「Win+Alt+Enter」の場合には、“Alt+Windows+Return”と入力する必要があります。

Clipperウィンドウ

ホットキーを押すと以下のようなClipperウィンドウが表示されます。上部には現在のクリップボードのテキスト(Clipperはテキストのみ対応)が表示されます。Escキーとタイトルバー右側のクローズボタンでは、クリップボード内容を変えずにClipperウィンドウを閉じることができます。

その下の部分はコマンドボタンでさまざまな操作をクリップボード内のテキストに対して行います。原則、このコマンドボタンを押すと処理が行われてClipperウィンドウが閉じます。 また、カーソルキーとエンターキーによる選択と実行も可能です。

コマンドボタンのうち先頭の9つは、数字キーで直接指定が可能です。引用記号(クオートやギュメ)に関しては、複数のパターンが登録されています。

日本語のカギ括弧、二重カギ括弧およびこれらの引用記号だけが、設定の「内側のカギ括弧を2重カギ括弧に変換」、「括るときに最後の句読点を削除」に変換の対象です。たとえば、以下のような文章があったとき

これが「日本語」の文章です。

Clipperコマンドの「カギ括弧でくくる」を実行すると、

「 これが『日本語』の文章です」

となります。

下部には設定のためのトグルスイッチがあります。

     閉じるときにCtrl+Vを送る

    実行前にCtrl+Cを送る

 この2つは、右に表示されているプログラムごとの設定になります。初期値はともにオフ状態です。グレー表示はオフ、薄い青色ならオン状態です。 

 「実行前にCtrl+Cを送る」は、Clipperコマンドウィンドウを開く前に起動中にアプリケーションに対してCtrl+Cを送信します。Ctrl+Cが送られてくると問題が発生する場合があります。たとえば、コンソールでは、Ctrl+Cは、一般的にプロセス中止のキーになります。 

設定を開く  

クオートで括るときに内部のクオートを対になるものに置き換える

処理前にトリミングを行う

簡易ではありますが、コマンドボタンを右クリックするとコマンドごとの設定ページが開きます。日付変換や正規表現で置換では、これを使って日付書式や正規表現を指定します。

 
「コマンド設定」では、「Save」ボタンを押すと、設定がレジストリに保存され、Clipperを再起動しても、設定が残りますが、「Set」のみでは、設定は保存されないので、Clipper起動中のみ有効になります。
 

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