ディスプレイユーティリティ DisplayLayout


特徴

Windows10/11のディスプレイ情報を「設定」と同じレイアウトで表示し、さらに詳細な情報も表示可能です。また、モニターのデスクトップ内での表示位置を微調整できます。これでモニター同士を正確に位置合わせすることが可能です。
 
New! Ver.0.9.25.0から、VCPコマンドのうち、読出しが可能なものは、現在値を表示するようになりました。あわせて、設定値の最大値やテーブル値を表示します。

Windowsのディスプレイと同じ番号を表示できます

  • 「設定 ⇒ システム ⇒ ディスプレイ」と同じレイアウトで表示
  • さらに、モニター名称などを表示します。



  • モニター名、GPUと接続方法、物理解像度、表示倍率、デスクトップ内での表示位置などを表示することができます

    • Ver.0.9.12.0からMCCSで取得したModel Nameを表示することが可能になりました。LG系(製造者IDがGSMのもの)で機種名が概要しか得られないものでも、区別が可能になりました。上記画像の「UK650_600」の部分がMCCS経由で取得したModel Nameです。
    • Ver.0.9.15からは、現在の入力コネクタ(情報取得が可能な場合のみ)も表示できます。上記画像では、DisplayPort #1(DP#1)から入力を行っていることを表示しています。ただし、他の端子に切り替えているときに正しくコネクタを判別できるかは、モニターの設計に依存します。他の端子に切り替えるとコネクタを判別できないモニターも存在しています。
    GPU名をウィンドウ下部に表示します

    メインウィンドウ上部のボタン
    • 「設定:システム-ディスプレイ」は、「設定アプリ ⇒ ディスプレイ」を開きます
    • 「設定保存」は、ユーザーのドキュメントフォルダにすべてのモニターの詳細情報をテキストで保存します。少し時間がかかるので、マウスカーソルが通常状態になるまでお待ちください。動作中はマウスカーソルが砂時計などに変わり、ボタンが動作禁止状態(グレーアウト)になっています。
    • 「更新」ボタンは、表示を更新します。モニター構成を変更したあと、自動で更新されない場合などに利用してください
    • 「表示」はいまのところ開発中で動作しません
    • 「終了」は、このプログラムを終了します

    右クリックでメニューを表示します

    • メインウィンドウ内のモニターの上で右クリックするとコンテキストメニュー(右クリックメニュー)が開きます
    • 「詳細情報」、「入力コネクタ切り替え」(入力コネクタ名のリストが表示されます)、「モニター位置調整」と「入力コネクタ設定」(開発中)の4つの機能があります。

    • モニターからの情報により切り替えが可能と判断できるものに関しては右クリックメニューに入力コネクタが表示され、選択することで入力コネクタを切り替えることが可能になりました。ただし、正しく動作するにはいくつかの条件があり、これを満たさないモニターも少なからず存在します。
      • Vesa MCCS Ver.2.2に準拠していて、かつ、正しい情報を戻していることが最低条件ですが、それ以外にもいくつか条件があります。
      • 現在の接続コネクタを正しく返さないモニターがあります
      • 他のコネクタに切り替えるとコマンドを受け付けなくなるモニターがあります。この場合、コネクタを切り替えるとDisplayLayoutからは制御ができなくなってしまいます。
      • どんな場合でも、DisplayLayoutのウィンドウがあるモニターで入力コネクタを切り替えてしまうと、デスクトップが見えなくなり、操作が不可能になってしまうことにご注意ください。
    • 「詳細情報」では、モニターに関してWindowsから調査可能な情報を表示します。モニター自体に関する情報はモニター自身に問い合わせを行って入手しています。公式なスペックなどと必ずしも一致するとは限りません。
    • Ver.0.9.15.0からは、入力コネクタ数やコネクタのリストを表示できます(ただし情報取得が可能モニターに限られます)。
    • VCP情報を整理して表示するようになりました(Ver.0.9.14.0から)。
    • VCPコマンドのうち、読出しが可能なものは、現在の値などを表示することができるようになりました(Ver.0.9.25.0から)。 
    • 「モニター位置調整」ではモニター位置を動かすことができます。このツールは、数値で正確に位置合わせを行なうためのものです。マウス操作で位置を変更したい場合には、Windowsの機能を利用してください。
    ただし、他のモニターと重なるような位置に動かすことはできません。また、Windowsの制限からプライリマーモニターは動かすことができません。

    座標の絶対値、または現在位置からの相対位置で位置を指定します。Windowsでは、モニターの左上の座標位置でデスクトップ内のモニターの表示位置を表現します。プライマリーモニターは、かならず原点(0,0)になります。

    モニターを移動させるとき、絶対座標でモニター座標を指定する場合には、座標値が正数の場合には数値のみ(後ろに+をつけても可)、負数の場合には数値の後ろに-をつけてください。

        X: 1980-            X座標を-1980に設定

         X: 3840             X座標を3840に設定

    現在位置からの相対座標を指定する場合には、数値の前に+または-をつけてください。

        X: -10                X座標を10ドット左に動かす

           X: +20                X座標を20ドット右に動かす

    ※Windows側APIの都合により、移動可能なのに移動できないことがあります。

    ChangeDisplaySettingsEx関数がSuccessfullを返しているにもかかわらず、モニターが移動しません。特に隣接モニターと空きなしに接している場合、数ドット程度の移動が無効になることがあります。大きく動かしたい場合には、ウィンドウ右上の「設定:システム-ディスプレイ」を使って、Windows側の機能で動かすことをお勧めします。DisplayLayoutのモニター位置調整は、マウス操作で生じた数ドット程度の空きをなくすことを目的にしています。空きを埋める方向であれば、数ドット以下でも比較的安定して動作するようです。

    ※入力数値には一切制限をかけていません。

    実行前に値の確認を十分に行い、ご自身のリスクで実行してください。 

    Windowsのモニター構成の変更に追従します

    • Windowsがモニター構成を認識するには少し時間がかかることがあります。このため追従には少し時間がかかります。ウィンドウ上部の「更新」ボタンで強制的に変更することができます。
    ディスプレイの複製を行っても正しく表示できます

    • ディスプレイの複製機能は、他のモニターと同じ場所を表示させるものです。プライマリーモニター以外は設定が可能です。

    DisplayLayout ダウンロード

     ディスプレイの情報を表示するユーティリティDisplayLayout.exe Ver.0.9.25.0を公開します。デバッグ版は、クラッシュする場合にログを出力するものです。問題がない場合には、通常版をお使いください。

    通常版

        Ver.0.9.25.0通常版    ダウンロード    

    詳細情報の表示がおかしい場合などには、 設定保存ボタンで設定情報を保存し、メールなどで筆者宛お送りください。

    デバッグ版

        Ver.0.9.25.0 デバッグ版    ダウンロード

    デバッグ版の使い方

    • ダウンロードしたzipファイルを書き込み可能なフォルダーに解凍します。
    • DisplayLayout.exeを起動すると同じフォルダーに「DisplayLayout.log」というファイルが作られます。
    • クラッシュしてしまうような場合、作者宛にDisplayLayout.logをお送りいただけると助かります。
    • 通常版とバージョン番号が違いますが、動作は同じです。

    今後の開発予定など

    1. モニター入力端子の切り替え
    2. モニター入力状態の表示
    3. モニター入力端子に名前を付ける機能(入力設定パネル)
    4. モニターのVesa MCCSの挙動を設定する機能(入力設定パネル)
    5. 近隣のモニター位置から微調整をボタンで行う(端を合わせる)機能
    6. スプラッシュスクリーンの表示
    7. 入力コネクタを切り替えたとき他のモニターに移動する機能
    8. キーボードから入力コネクターを切り替える機能
    9. 常駐化

    バージョン履歴

    バージョン0.9.25.0

        1.VCPコマンドのうち読出し可能なものの現在値や最大値、テーブルを表示できるようにした
        2.時間のかかる処理では、マウスカーソルを砂時計(Cursor.WAIT)にした
        3.詳細情報の保存やクリップボードへのコピーでは、バージョン番号を入れた

    バージョン0.9.17.0

    1. 入力コネクタの切り替え機能(右クリックメニュー)を搭載した
    バージョン0.9.16.0は未公開

    バージョン0.9.15.0

    1. 現在の入力コネクタを表示できるようにした
    2. 詳細表示で入力コネクタ数とコネクタを表示できるようにした

    バージョン0.9.14.0は未公開

    バージョン0.9.13.0

    1. VCP機能を整理して表示できるようにした

    バージョン0.9.12.0

    1. モニター位置調整で、符号を後置することで、マイナスの絶対座標の指定を可能にした
    2. モニター位置調整で入力数値の状態により移動するしないを表示するようにした(編集途中で符号が複数入るなどの不正なパターンになることがあるため)
    3. APIが成功しているにもかかわらずモニター位置が移動しない場合の対策を入れた(少ししか効果がなかった)
    4. 詳細情報表示のMCCS(VCP)データを整理して表示するようになった
    5. VCP詳細情報をレジストリに記録して、何回も呼び出さないようにした(このため初回の起動には時間がかかることがあります)

    バージョン0.9.11.0

    1. プライマリーモニター上では、コンテキストメニューの位置調整メニューを無効化

    バージョン0.9.10.0

    1. 操作を右クリックメニューから行うことにした(左クリックは廃止)
    2. ディスプレイ位置微調整のための機能を搭載した

    バージョン0.9.9.0

    1. 英語、日本語の表示に対応
    2. VCPデータを判定して、不正なデータなら表示しない
    3. 以前のバージョンと同じく、モニター情報を得られないことがある
      • バージョン0.9.3.0の既知の問題点を参照

    バージョン0.9.3.0の既知の問題点

    1. デスクトップを複製している場合、2つめのディスプレイの詳細情報を表示できない
    2. モニター文字列などを取得できないと空行になってしまう
    3. VESA MCCSのVCPデータが正しいかどうかを検証していない(デタラメな文字列が出ることがあります)
    4. MCCS機能の有無の判定を間違うことがある
    5. モニター情報が得られないことがあります
      • モニターがWindowsのデータの取得に応答しないために発生します。APIからの戻り値が正しくないため、本アプリ側では対応ができません
      • Windowsを再起動すると回復することがあります
      • モニターを完全にオフにして再度電源を入れると回復することがあります
      • モニターのスタンバイスイッチ(電源スイッチ)では回復しません。電源プラグを抜く必要があります

    旧版のダウンロード

    通常版

        Ver.0.9.17.0通常版    ダウンロード    

        Ver.0.9.15.0通常版    ダウンロード

        Ver.0.9.13.0通常版    ダウンロード

        Ver.0.9.12.0通常版    ダウンロード

        Ver.0.9.11.0通常版    ダウンロード

        Ver.0.9.10.0通常版    ダウンロード

    デバッグ版

         Ver.0.9.17.0 デバッグ版    ダウンロード

        Ver.0.9.15.0 デバッグ版    ダウンロード

        Ver.0.9.13.0 デバッグ版    ダウンロード

        Ver.0.9.12.0 デバッグ版    ダウンロード

        Ver.0.9.11.0 デバッグ版    ダウンロード

        Ver.0.9.10.0 デバッグ版    ダウンロード

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