2021年3月15日月曜日

鍵を回す方向を覚えるには「しめる」と「ロック」


 回転させるタイプの鍵には、施錠する方向と解錠する方向の2つがあるが、鍵によって右回り、左回りと異なることがある。それを覚えるのにはどうしたらいいのか?

 多くの人は、複数の「鍵」を持っているのではないかと思う。玄関の鍵、カバンの鍵、車のキーや事務所、会社の鍵、ロッカーの鍵。鍵にもいろいろあるが、多いのは、鍵を差し込んで回すタイプの鍵だ。鍵を使って開け閉めする側を「錠」という。錠にはいろいろな種類があるが、基本は、鍵を差し込み、回転させるなどして錠を「施錠」(ロックされた状態)、「解錠」(ロックされていない状態)にする。

 鍵を回転させるとき、右回り(時計回り)、左回り(反時計回り)の2つの方向がある。3次元空間では、この2種類だけだ。どちらを採用するかは、錠を作る側の自由。もし、人が複数の鍵を持てば、そのうちの2つで施錠の回転方向が異なる可能性がある。なので、1つの鍵について施錠の方向を覚えてしまい、無意識に施錠、解錠していると、他の鍵を使ったときに迷ってしまうことがある。あるいは、鍵を交換したときに回転方向が異なってしまう可能性だってある。

 もちろん、鍵の回す方向なんかすぐ覚えちゃう、って人もいるかもしれないが、どうも筆者は、こういうのを覚えるのが苦手である。

 筆者の自宅マンションの玄関の鍵。交換されて3年ほどたつのに、ずっと施錠するときに逆向きに回してしまい、やり直していた。しかし、閉めるときに頭の中で「しめる」の「し」を手書きするときの向き(反時計回り)と覚えるようにしたら、数回で無意識に施錠できるようになった。

 コツは、閉めるときに何回か、頭の中で「しめる」と言いながら、閉める方向を意識すること。数回もやれば、意識しないで回せるようになる。不思議なことに、閉める方向を覚えてしまうと、解錠するときにも無意識に回せるようになる。

 筆者宅の玄関の鍵は、反時計回りで施錠、時計回りで解錠になっている。閉めるときに「しめる」の「し」の筆順を思い浮かべて、反時計回りに施錠するようにした。すると、数回ほどで、無意識に施錠することが可能になった。

 もし、時計回りで施錠ならば、「ロック」の「ロ」の筆順が使える。


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